第5話・みっつ、血にまみれて・・・。

 さて、今回は先日の日記や掲示板でも少し触れたみっつが怪我をした事件について書きたいと思います。
 今回はみっつの所属する指導室での出来事なので新キャラが続々と登場する予定であります。
 あと、タイトルがVシネチックですが気にしないで下され(笑)
 そんなこんなで、本編のスタートです!


 7月4日。この日は、指導室のOBのお局様と「ぺ」の合同誕生会の予定であった。当日、前々から企画をしていたみっつと現室長のズッキーは誕生ケーキを取りに行く予定であった。
 当初は昼休みに行く予定であったが、みっつは軽く寝坊をしてしまったので、急いで大学へと向かって行ったのだった。
 だが、途中でズッキーからメールが来て、
 [すいません!みっつさん。今、家を出たので待っていて下さい!]
 と、あったのでみっつは急ぐのを止めてコンビニで立ち読みをしたりしながら、悠々と大学へと向かったのだった。 
 そして、ズッキーと合流したみっつはケーキを回収しに行ったのだが、そのケーキ屋さんでの一幕。
 みっつ 「すいません。ケーキを予約していたんですけど~。」
 店員さん 「はい。今、用意しますね。」
 ズッキー 「あ、昨日電話で予約の対応してくれたの、あなたですよね?」
 店員さん 「そうですよ~。」
 みっつは、ズッキーがナンパでも始めたのかと思ったが、相手は感じのいいオバサンである。もしや、熟女好みなのか?と、真剣に考えていたら、
 ズッキー 「すいませんね。変なメッセージにして~。」
 店員さん 「いいえ~。たまにいるんですよ。変わったメッセージにする人が。」
 そう、今回のケーキの最大の目玉は、妙なメッセージにあったのだ。
 それは、
 [お誕生日おめでとう!お局様、ぺ、コノヤロー(笑)]
 という、個性が滲み出たものであった。
 みっつ・ズッキー 「ありがとうございました。」
 と、お礼を言って2人は残りの買い物に向かったのである。
 ジュース等の飲み物類を買うつもりだったので、売り場に行った2人はジュースを選んでいたら、
 ズッキー 「みっつさん。これにしましょうよ!このウルトラマンの首掛けは魅力的ですよ!」
 と、ズッキーは強く押すのであった。
 みっつ 「別にいいけど、中身はホントにウルトラマンなの?怪獣かもよ~。」
 すると、ズッキーは首掛けの中身を探りながら、 
 ズッキー 「これは、ウルトラマンですよ!間違いなし!」
 と、自信があるようなので買ってみることにした。
 ジュースだけでなく、ワインも一本買ったのだがワインオープナーがないので2人は悩んだ末に、
 「ペンギン先生に借りよう!」
 というものであった。幸いにして、先生は大学にいるようだったので、ついでにケーキを時間まで保管させてもらうことにした。ズッキーには、指導室に戻ってもらい、みっつは、ペンギン先生の研究室へと向かったのだった。

 ペンギン先生のもとでケーキを保管してもらおうと思ったが、ケーキが大きく冷蔵庫に入らない事態に陥ったのだった。
 すると、ペンギン先生は冷蔵庫の中の物やしきりを全て外に出しスペースを作った、だが、ケーキを置くには傾いていたので、公務員対策の民法のテキストをケーキの下へと入れることで問題を解決してくれたのだった(笑)
 みっつは、パーティの時間まで研究室にいさせてもらい、時間になったところでケーキとひんやりしたテキストを外へ出して一路、指導室へと向かった。
 
 指導室に着いた時、すでに主賓は揃っており、ケーキを待つ状態だった。それから、しばらく談笑していたが、ケーキに蝋燭を立てて、ハッピーバースデーを歌い、誕生日パーティが始まったのだった。
 まず、ズッキーのセレクトしたジュースの首掛けを開けてみたら、ウルトラマンではなく[ダダ星人]であった・・・。
 ダダ星人のやる気のない表情に辺りは倦怠感に包まれていった。
 気を取り直して、ケーキをズッキーがお局様の持ってきた本格的なケーキナイフで切り分けていった。そして、皿に取り分けていった。
 その時、事件は起こった!
 ケーキナイフが何かの拍子で下に落ちそうになった。
 みっつは、反射的に手が出てしまい、ケーキナイフが左手の人差し指と中指の間に挟まってしまい、一瞬の内に床は血で染まっていた!
 当初、周りも当人のみっつもそこまで重症だとは思わなかった。だが、洗面台で傷口を洗うみっつは血が止まらなくなってしまっていた!
 ズッキーが医務室へと走り、みっつは機転の利いた室員のおかげで止血することができたのだが、傷口は深そうなので、みっつは彼女の「ぺ」に付き添われ指導室を後にしたのだった。

 さて、とりあえず事件発生までを書いてみたのですが、かなり疲れますね。特に自分が怪我してるシーンは頭が痛くなってきます・・・。
 という訳で、続きは第6話「みっつ、冷静と狼狽のあいだ」にご期待下さい!

※この物語は事実を元に構成されたノンフィクションです。
           [総監督・原作・監修] 海ちゃん
           [脚本・シリーズ構成] みっつ


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